カルシウムが女性の結腸、直腸ガン予防
アメリカの研究は、もし女性が毎日800mg以上のカルシウムを摂取すると、結腸、直腸ガンの発生率は46%に低下することを示した。カルシウムの摂取は飲食でも健康食品でも効果があるそうだ。
この研究はアメリカのミネソタ大学のガン研究センターが、45354名の平均年齢62歳の女性を対象に行ったもので、彼女たちはいずれも結腸、直腸ガンが患うことのない人であった。研究者たちは、彼女たちの飲食と生活習慣により、チームに分け、平均8.5年間の追跡調査を行った。
カルシウムがコール酸を中和し、腸内壁への刺激を減らす効果と、腸内壁細胞内の生物化学反応に直接影響し、細胞の生長と成熟に作用する効果が、女性の結腸、直腸ガンの予防に働くが、具体的な原因はまだはっきりしていない。
研究者は、カルシウムは毎日少なくとも800mg摂取することが必要だが、アメリカ政府のカルシウム摂取所要量1200mgより低く、安全且つ有効な方法であると強調した。また、この効果は男性にもあるが、西欧諸国はカルシウムの摂取源は乳製品が主であり、乳製品の摂取は前立腺ガンの発生のリスクがあると指摘した。
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