新発見、少量の飲酒は脳に良い
今までの研究では少量の飲酒は心臓病の発生リスクを低下する作用があると認められていた。しかし、最近のアメリカ雑誌≪nature≫は、適量のビールやワインを飲むと、脳にも良いという研究を公表した。
この研究はハーバード大学公衆衛生学院の疫病研究者で構成されたチームが、一万二千人の、年齢70〜81歳の女性に、長期にわたって調査した結果である。
調査の方法は、協力者に一分間以内にたくさんの動物の名前や、数字、記憶情報などを覚えてもらい、覚えた内容を言ってもらうというものである。研究者たちが、この調査結果を二年後の再調査の結果と比べた結果、二年間毎日適量の酒を飲みつづけた人の知力の損害は、酒を飲まない人と比べると23%低下したことを発見し、また、ビールとワインは、どちらを飲んでも、差がないことが分かった。
研究者は、適度の飲酒は心血管の機能を促進することで、血液循環を改善し、脳の知力を保護して、症状が明らかでない脳卒中の予防となるのではないかと考えている。
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