世界初の異体掌移植に成功

　新華社によると、中国山東省立病院は、１月１２日に行った世界初の異体掌の移植に成功したことを公表した。
　この移植手術は山東省立病院の手足外科の主任王増涛が行い、患者は爆発事故で、掌に酷い怪我を負い、異体移植が必要と判断された。手術は１５時間に及んだが、術後の観測は良好と判断され、１６日に正式公表された。
　世界の異体の手の移植には、１９９８年、フランスが世界で初めて成功した。以来、世界各地で１０数例の異体手の移植の成功例が報告されている。しかし、この十数例の異体手の移植は、腕、上膊、前膊に限られ、掌部の移植はなかった。また、医学的な調査報告でも、今回の掌の異体移植が世界初であることが分かっている。
　異体掌の移植に成功したことは、人類の肢体欠損の治療が、義肢をつける時代から同種異体肢体からの移植時代に入ったことを示している。

戻る

Copyright (C) Toujyou.com. All Rights Reserved