世界のワイン、生産過剰

　ワイン、特に赤ワインは多くのポリフェノール類が含まれ、抗酸化作用があり、心血管病の予防にも効果があるため、人気がある。
　しかし、ワインの生産が増え、ワインのマーケットは、ここ数年間はずっと生産が需要を大きく上回っている。国際ワイン業界と酒業界の組織の最新予測によると、今年のワイン生産量は２９０億リットルになり、昨年より１２％増えた。それに対して、消費量は２３０億リットルにとどまった。つまり、ワインは２０％の生産過剰だったということである。
　フランスはワインの生産と輸出大国だが、２０００年以来、ワインの生産と輸出は連続して減っている。２００３年のフランスのワインの輸出量７は１３．９億リットルで、三年前から１億リットルを減少した。
　反対に、世界のワインマーケットの９．８％しか占めないアメリカは昨年の消費量が５％増になった。アメリカのワインはやすく、消費者の口に合うのが特徴で、競争力が強い。
　

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