易食研究所

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日本易食研究所 主宰      

◇飲食と五大系統の関係・呼吸系統◇

呼吸系統の病気について、以下に代表例を列挙する。

肺結核

肺炎

肺ガン

気管支炎

喘息

肺気腫

  以上の病例は、肺結核を除き、喫煙と関係がある。喫煙或いはたばこの煙を吸入したことにより、病気が引き起こ される、または悪化するのである。研究によると、たばこを吸うヒトの肺ガンの発生率は、吸わないヒトの数倍に上り、たばこを吸わなくても、吸うヒトの煙を吸入 することによる、被害は大きい。そのため、公衆の場所例えば劇場、展示場、会場、電車及び駅のホーム、飛行機内、百貨店など は、喫煙が禁止されている。東京都は、法律で路上の喫煙を禁止し、これは日本全国にも広がっている。

 たばこの被害を避ける、或いはリスクを低下させるために、研究者たちはβカロチンが有効であることを発見した。 ここでいうβカロチンとは食物に含まれている天然の成分に限る。医学の実験によれば、人口で作られたβカロチンでは、肺ガン患者に効果はあるが、他のガンを誘発した 事例もあり、危険のため、現在、ガン治療には、ほとんど使用されていない。

 疫学の調査では、βカロチンが多く含まれているサツマイモ、ニンジン、カボチャを毎日食べる人は、食べない人と比べ、肺ガンの発生率 が数倍低いと証明されている。

 同じβカロチンであり、なぜ効果が違うのか。これは、食物のβカロチンは他の栄養成分と共に人体に作用 するためである。そうすることで、バランスがとれ、体に刺激を与えず、穏やかに作用を発揮する。一方、薬剤になったβカロチンは、量が多く、体の組織に強い刺激を与え、細胞の突然変異を引き起こし、ガンを誘発したと考えられる。

 ガンを予防するには、免疫力を高める必要がある。免疫力を高める力を秘めている食材は多くある。中国歴史、文化研究家である陳惠運氏が著した≪食べるクスリ・免疫力を高める食材ベスト66≫(飛鳥新社刊)に も、食材の力が詳しく紹介されているので、参考にして頂きたい。

 気管支炎や喘息は、ウイルス、細菌の感染による病気であるが、一部の食べ物がアレルギーの原因になり、気管支炎、喘息の発作 へとつながる事もある。気管支炎、喘息が繰り返して発作すると、肺気腫になる。食物はこういう病気を引き起こすこともあるが、反対に、このような病気の発作を抑える作用もある。

 例えば、ギンナンを食べると、人体の免疫力を高めると同時に、抗アレルギー作用を発揮する。また、肺結核の症状を改善する。その他、ユリ根、ハスの実、白キクラゲ、ミカン、枇杷、多くの黄緑色野菜、クルミ、ハチミツ、ハモ、カモ肉なども症状の緩和や改善に効果がある。逆に、たばこ以外 にも、酒、トウガラシ、炒ったピーナッツ、揚げ物等の食品は病状を重くする可能性がある。

 大自然の恵みがくれた天然の食材の力を借りることで、自分自身の健康をしっかり守ることができるだろう。

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