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2009年の運勢予測


  



 2009年2月4日は立春の日で、干支の己丑(つちのとうし)年のはじまる日である。この年は2010年の2月3日までとなっている。

 2008年の戊子(つちのえねずみ)年の納音(六十甲子をもって五音に分配したもの)は「霹靂火」(へきれきか)である。2009年も「霹靂火」の納音が続くため、昨年のように、世界全体で激しい起伏や争いが絶えず、変化も大きいだろう。

 干支から見れば、己も丑も、ともに五行の土に属する同類であるため、昨年の土(戊)と水(子)のような両立できないほどの情勢よりは穏やかになる可能性があるが、同類は互いに争いやすいこともあり、不安定な要素が多く存在している。

 この土同類の年は、時代が変わる年でもある。

 今回の己丑年の初日は2009年1月26日である。この日は、占いの立場から見れば、「歳破」の日である。この日の干支は「辛未」(きんのとひつじ)であり、丑と未は「六衝」(干支で六位の間隔)になるため、その日は「破」という大変不吉の日とされている。また、北半球の「日食」の日でもある。光明であるはずの太陽の一部が陰になり、北半球にある国はその一年が暗いことが暗示され、運勢が悪いだろう。

 さらに、未も丑と同じ五行の土に属するため、己に加えて土と土の衝突が増し、大きな地震の災害の発生も考えられる。昨年は中国の四川省にM8の強い地震を起き、十万人の死者が出たが、今年は、さらに強い地震や津波を発生する恐れがあり、特に東北方位の場所は、災害予防を忘れないように気をつけるべきだ。上述の大地震や津波以外に、戦争による死傷者、疫病による患者の激増の恐れがあるのである。その年の旧暦の三月か六月(西暦の四月、七月)に最も問題が発生しやすく、警戒の必要がある。

 今年は九紫火星が中央に位置をし、南方の運勢が最も強いことを示している。赤道に近い国や地区、例えばシンガポール、香港、インド、または南半球にあるオーストラリア、ニュージーランド、南米諸国などの運勢が強くなり、経済も安定して回復していくだろう。ただ、南は、火も代表しているため、火事や戦火も起きやすく、油断はできない。

 逆に、東方は最も運が悪く、東北、西、北も良くない一年になる。東にある中国、東北にある北朝鮮、韓国、日本、西にある欧米諸国、北にあるロシアは、ともに運勢が低下している。例えば、アメリカにオバマ政権が誕生しても、景気の回復はなかなか進まず、大きな改善ができないだろう。日本も、新たな総理が誕生したとしても、強いリーダシップをとって低迷した情勢を変えることにはつながりにくく、国民の生活は、現状維持になる。

 中国は、昨年に続き不安定の年になる。建国60周年の節目ではあるが、天安門事件20周年、チベット侵攻50周年でもある。また、世界経済危機で、輸出入が激減し、失業人数が増加し、不安定な要素になる。ただ、農作物が豊作など、多少の良い点もある。

 台湾は経済の復興が早いが、ほかの運はなく、中国とのもめ事も継続し、緊張した関係になることもあるだろう。自然災害の訪れmp避けられないだろう。

 この年、矛盾した年でもある。貧富両極の分化はますます激しくなる。貧しい人はさらに貧乏になり、金持ちはさらに金が増える年である。

 社会の風紀も壊れやすく、各国で国の指導者、高官、役人、著名人のスキャンダルが絶えず、退陣を迫られる人もいるだろう。

 また、女性が主導しやすく、家庭内での発言権も高まる。しっかり発言には気をつけていなければ、家庭が破壊しやすくなるマイナス一面もある。

 今年の運勢が最も強い個人は、ヘビ年と酉年生まれの人である。子の年の人も運がよい。

 要注意は、丑年に生まれた人であり、本命年の年になるからだ。ただ、丑年の人の運は両極分化になるため、運勢の強い人は強く、弱い人は弱くなる。

 そのほか、馬年、未年に生まれた人の運勢も大変悪く、気をつける必要がある。
 


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