「泣笑姻縁」について


 風水が大ブームになっている今日、そこに一つ大きな落とし穴がある。 それは風水と結婚の関係である。 風水が強運を呼ぶという書物がいろいろな本屋に置かれているが、 婚姻に関することはあまり触れていない。
  建物と直接関係にある人間にも関与せず、 誰でも同じようにこうすればああすれば運が開くと書かれている。 ここに、少し疑問を感じる。 大変素晴らしい部屋があっても、 誰が入居しても良いということは風水学からでは絶対考えられない。
  ここで、総理府に入った歴代総理大臣の例を挙げよう。
  総理府は素晴らしい建物です。総理大臣になる方々も皆優秀な方です。 それでは、なぜA総理が4年間も就任できたのに対して、 B総理は2ヶ月間しか続かなかったり、といったことが起きるのだろう。
  これは風水に一因があるのではないだろうか。
  なぜならば、風水の重要な原則の一つに、 ”東四命の人は東四宅に、西四命の人は西四宅に住む”というのがある。 即ち、自分と相性が良い部屋に住むことが大切なのである。
  また、部屋の中の間取りにも法則があり、 たとえ東四命の人が東四宅に入居しても、これを違えば、不幸になってしまう。 これは、総理府でも普通の建物でも原理は同じである。
 

  陰陽は宇宙の元であり、万物を育成している。 この規則に従えば、順調に発展ができ、反すれば、挫折、失敗になる。 もっとわかりやすく言えば、 国に法律がある。その法律を遵守しなければならない。違反をすれば罰される。 法律の場合は、明文されているので、一目で分かる。
  陰陽の規則は宇宙の運動と同じで、文書にはなってないが、存在ははっきりである。 B総理は風水の法則と合わなかったため、知らないうちにやられてしまったのではないか。
  風水の最大流派である八宅派(紀元700年前後に中国の唐代で形成された)が最も強調するのは、 住居風水と人間の相性、そして結婚及び子作りに関して、である。 快適な暮らし、豊かな生活、幸せな結婚、優秀な後継者、誰でも望んでいる事ではないか。 人間は、快適な暮らしと豊かな生活を求める。
  これにはまず、自分と相性のいい住まいを見つけ、風水の原則に従って、間取りをすることだ。 こうすれば、幸運はやってくる。 また、最初から間違ってしまえば、後に大変な手間 (インテリアとか、開運グッズを買うとか、甚だしいのは建物を直すとか)をかけても、 基礎が良くないため、効果は簡単に現れないでしょう。
  だからこそ、初めの選択を正しくしなければならない。
  たとえば、地方から都会に行く方、単身赴任の方、引っ越し方、 まず自分の本命卦と合う住宅を選び、正しい間取りをすることだ。 これは、自分や家族の凶を避け、幸運を呼ぶことになる。 結婚を望んでいる方は、結婚運がよくなる間取りをすれば、望みが叶う。 勿論、風水の自然法則に従えば、幸せな結婚もでき、子宝も恵まれるでしょう。 婚姻は、人生の長い旅の中の経過点である。 そこで、人生の様々なの愛情ドラマが四六時中上演されている。
  同じ人間であるのに、なぜ差がこんなに激しいだろうか。 恐らく、いずれも風水に翻弄されているからではないだろうか。
  人間には個々の差があり、個々の吉凶の方位も違う。 同じ建物に入居していても、雲泥万里の差になるかもしれない。
  結婚も同じで、自分が知らないうちに、相性の悪い相手と結婚したら、 幸せになる可能性はないだろう。 自然法則に反すれば、罰せられることは当然である。
  今回の「泣笑姻縁」は上述の八宅派の秘本である「八宅明鏡」(清乾隆年代の若冠道人作)の 八宅秘図に基づいて、 本命卦、吉凶方位、良い結婚相手、悪い結婚相手、良い住まい、悪い住まい の六部分に分け、作られた物である。
  また、各部分にも細かく分けられ、説明している。 婚姻のことを中心になっているため、
  適用の年齢は15歳から68歳(1931年2月5日以降1995年12月31日)の人である。
  自分の本命卦を見つけだし、自分と合うように部屋の間取りをセットする。これは幸せへの第一歩である。


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