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上海名園  豫園

      

豫園

豫園は上海市の南の安仁街12号にあり、中国江南の有名な庭園である。

豫園は明代の嘉靖38年(紀元1559年)から万暦年(1577年)までに建てられ、400年以上の歴史を持っている。

当時の四川布政史を務めた大官僚潘允端が親孝行のために造ったもので、

“豫園”とは親を楽しませ、のんびり晩年を過ごしてもらうという意味である。

豫園は明、清両代の庭園芸術を融合した名庭園であり、

かつて「奇、美は東南の一」といわれ、中国国務院に重要文化財にも指定されている。

景勝庭園の園門を入ると、三穂堂が迎えてくれる。
「城市山林」の額はその正面に飾られていて、豫園の雰囲気にとけ込む。
園外は大変賑やかな浅草のような下町風の商店街であるが、
園内は静かな山や林の風情で、園内外の感じは全く正反対である。
豫園の情趣はここにも現れている。

 

仰山堂を出ると、一つの石の築山が池の向こう側にある。

築山は12Mの高さで、2000トンの武康の黄石を積み重ねて作られており、気勢が盛んで雄大である。

 

豫園の周囲を取り囲んだ塀の頂部は5匹の龍を構成している。

龍は頭を高々とあげ、すぐにも青空へ飛んでいってしまうような姿勢で、まるで生きているようである。

二匹の龍の頭が並ぶ所の真ん中には一つの大きいな真珠があり、これは「二龍搶珠」と呼ばれる。

豫園の内園は清代の康煕48年(1709年)に建設された。

総面積は0.13ヘクタールしかないが、園内には山、石、池、庁、堂、室、亭、軒、楼、台等を揃え、

間を取ってゆったりと建てられている。

 

 

 

また、古舞台もあり、舞台の対面に「点春堂」である。

“点春”とは喜劇の芝居と有名な俳優を見ることを指す。

点春堂は太平天国時期に、

上海の農民軍「小刀会」の本部になった。

玉華堂の前の水辺には三つの石峰がある。
真ん中の石は「玉玲瓏」といい、
蘇州の留園の瑞雲峰、杭州の花圃の皺雲峰と
一緒に江南庭園の三大名石と称される。
玉玲瓏の高さは3.3Mで、石の上に72個穴がある。
石の下で焼香すれば、上の穴から煙が出てきて、
石の上から水をかけると、すべての穴から水が流れ出すという仕掛けだ。

伝説によると、この石は宋代の花石綱を転々として離れたものである。

 

豫園の面白い問題豫園に銅製の獅子が二つあり、

雄と雌が一匹ずつである。

この写真の獅子はどちらが雌でどちらが雄でしょうか。

豫園に九龍池があるが、うち四匹の龍しか見ることができない。

他の五匹龍はどこにいるのでしょう。

 

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