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済南名園 大明湖 |
大明湖
大明湖は山東省済南市の北の方にある。
面積が大きく、ほとんど旧済南城の四分の一を占める。
大明湖の景色は大変優美である。湖岸は柳が並び、湖中蓮で満たされ、また、様々な楼、台、亭、閣が点在している。
遠山、近水が青空と一体になり、まるで巨大な美しい絵巻きである。
大明湖の景色は四季によって違う。
唐代の著名な詩人杜甫は済南に二回渡り、書道家の李(巛邑)と大明湖中の歴下亭で豪飲した。
その際、「海右此亭古、済南名士多」の詩文を残した。
園内の見所は、一閣(北極閣)、二園(遐園、秋柳園)、四祠(稼軒祠、鉄公祠、南豊祠、匯泉祠)、
十亭(玉涵亭、鴛鴦亭、小滄浪亭、八角亭、九曲亭、望湖亭、浩然亭、湖心亭、歴下亭、月下亭)がある。
北極閣は北極廟とも称される。元代に建てられ、明代に再建された。
これは大明湖の北岸の高台に建てられた高くそびえる建築である。
鉄公祠は明代初期の鉄鉉を記念するため建てられた。
鉄鉉は、明の朱棣(後に明の成祖、永楽皇帝になった)は自らの兄弟を殺し、王位を奪おうとしたことに反対して、殺害された。
十亭のなかで、湖中の最大の島にある歴下亭が最高である。
この亭は北魏時代に建てられ、現存のは1716年に再建されたものである。
亭は八角で、二重の軒で、流離の瓦の屋根で、亭内に彫刻、彩色を施され、絢爛豪華である。
島の風景は柔らかく奇麗で、茶を飲みながら湖の風光を観賞できる。